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定価6,200円
1st edition 750 copies
80 pages, 57 color plates
cloth on hardcover, embossed
text ; Japanese and English
book design ; Katsuya Kato
size ; 270mm x 225mm x 18mm
release date ; March 2025
光と時間の鋳造
山西ももは東京藝術大学で金属の鋳造を学び、また山岳部に所属し、これまでキリマンジャロやK2などの山々を訪れてきました。あるとき、ヒマラヤの山岳地帯をトレッキング中に、割れた石の中からアンモナイトの化石を発見します。標高5000mのこの地がかつて海であったことを実感した瞬間でした。長い時間をかけて大地の形が変わるように、光もまた絶え間なく降り注ぎ、風景を刻み続けています。山西は、この「時間」と「光」が織りなす関係に強く惹かれ、過去から現在へと続く世界の記憶を探るようになりました。
本作の制作は、かつて王朝が存在したムスタンの地で、拾い集めた素材から自作したピンホールカメラによって始まりました。鋳造において金属が鋳型に流し込まれることで形を得るように、光もまたカメラの小さな穴を通り、時間とともに像を結びます。山西はこのプロセスを通じて、触れることのできない光や時間を定着させていきます。
ピンホールカメラが捉えた像は、柔らかな光をにじませながらも世界の輪郭をフィルムに焼き付けます。それはかつて海であり、かつて王朝であったこの地の記憶を静かに刻み続けるのです。
“ピンホールカメラで撮影したときのことは、なぜか鮮明に思い出せる。暗室でフィルムに光を当てて浮かび上がるそのイメージは、ヒマラヤで見つけたアンモナイトの化石のように、時間の痕跡を宿している。そして、記憶の中に埋もれた風景が再び浮上するとき、光が描く触れられぬ輪郭が、過去と未来をつなぐ回廊へと私を誘うのだ。”
(本書あとがきより)
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